ううう・・・。
ちょっとしたヘマして少々落ち込み気味の雪野です。
一昨日ミクシィを確認中、誤って昂くんの元カノさんのミクシィに足跡をつけてしまった・・・_| ̄|○ililil
私の友達と彼女がマイミク(ようはミクシィの中のお友達)で、その友達のマイミクめぐりしてたら・・・うっかり・・・。
ソッコー「戻る」を押したけど・・・足跡は見事につくもんですね。。。
今日、足跡返しいただきました。。。
その反動なのか、昨日は元カノさんが突然出てきて「彼を返して!!幸せだったのにっ!!」って言われる夢を見た・・・。
ごめんなさいと言うしかないわな、私・・・。
凹むわ~・・・。
さて、話は変わりまして、最近ずっとご無沙汰していた過去話。
いい加減に続きを書きたいなと思います。
文章がまとまりません・・・。
どちらかというと理数系の私。
文才には全く恵まれませんでしたので・・・。
そんな拙い文章ですが、しばらくお付き合いくださいませ。
前回【鍵。 /昂のこと(過去) 】からの続きです。
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淡々と・・・自分の思っていたことを紡ぐだけ。
それまで、誰にも言えなかった、自分の黒い部分。
母が亡くなり、初めて他人に見せた「自責の念」というやつだ。
話しているうちに、段々と頭の中がカラッポになるような・・・真っ白になるような・・・そんな感覚に襲われた。
思考回路が回らない。
紡ぐ言葉がなくなり・・・ぼぉっとした頭で、唯々涙を流しながら真っ暗な空を見つめていた。
沈黙。
「・・・・・。」
「・・・・・・・。」
「・・・ゴメンね・・・ヘンな話しちゃって・・・。」
・・・沈黙に耐えられなくなり、涙を拭きながら笑って見せた。
最近、涙腺が弱いのよ・・・なんて冗談めかして言いながら。
すると、昂はそっと・・・私を抱きしめた。
「無理に笑うな・・・今なら泣いて良いから・・・。」
その言葉で、母が亡くなってからこれまでの間、パンパンに膨れ上がっていた風船に針を刺したように・・・私の中で何かが弾けとんだ。
私はダムの決壊のように彼の胸の中で子供のように声をあげて泣いた。
30分ほど泣きつづけ、しゃくりあげながら「どうして・・・どうして・・・」とただ訳も分からず彼に問うていた。
何がどうしてなのか、途中でわからなくなってきていた。
「よしよし・・・きつかったね・・・我慢してたね・・・。もう自分を責めるのはよしな。」
「・・・だっ・・・て・・・おか・・・・さ・・・ころ・・・し・・・・・た・・・・のワタ・・・シ・・・」
「そんな事お母さんは思ってないよ。それどころか、お母さんはキミのこと誇りに思ってると思うけどな。」
「・・・・・な・・・んで・・・??」
「こんなにいい子に育った自分の娘を誇りに思わないわけないだろ?キミは自分のコトは自分でしてきたじゃないか。それに、お母さんを想って引っ越してきたんだろ?その想いは充分伝わってる筈だよ。」
「・・・で・・も・・・・・おか・・・さ・・・ん・・・・・・やさし・・・く・・・で・・・きな・・・・・った・・・」
「そりゃ、違う人間なんだから対立することもあるよ。でもね、そんなことよりキミのお母さんはキミが優しいトコロを沢山もっているコトをちゃんと知っているんだよ。だからキミを捨てたりしていないだろ?キミを愛していたから、大事だから怒ることもある。・・・でもね、それはキライになったとか、そういうわけじゃないんだよ。」
「そ・・・かな・・・?」
「そうだよ。・・・それよりも、自分の自慢の優しい娘が、自分のコトを殺してしまったと責めて泣いているほうが、お母さんは悲しいと思うよ」
「・・・・・・。」
「・・・お母さん、残念だったろうね・・・。大事な娘がこんなに自分のことで泣いているって思ったら・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「ね?・・・泣いてもいいと思う、悲しむ事もいいと思う。・・・でも、自分を責めてはいけないよ。」
「・・・うん・・・・。」
昂は、できるだけ優しく、自信をつけるような口調でずっと私に諭して言った。
氷が沢山入っている私の心という器の中に、少しずつ・・・少しずつ・・・器が熱で割れてしまわないように温かいお湯を流し込んでいく・・・。
やがて、無理のない程度に氷は溶け始め、お湯と混ざりあい、感情という名の水になる。
彼はずっと抱きしめ、私の頭を撫でていた。
「よしよし」と子供をあやす父親のように・・・ずっと・・・。
ふと、このまま彼が居なくなってしまったらどうしようかと考えた。
母も亡くなったというのに、兄のように慕っていたコノ人が死んでしまったら・・・。
「・・・・お兄ちゃんは・・・・死なない・・・?」
「・・・うん、死なないよ。」
「絶対・・・?」
「うん、絶対。約束するよ。ホラ。」
そう言って彼は、私の小指と自分の小指を結んで「指きりげんまん」をする。
「大丈夫だから・・・ね。顏上げて、笑顔見せて(^^)」
言いながら昂は両手で私の顔を包んで自分の方へ向けた。
私の方はといえば、涙で顔はぐちゃぐちゃだし・・・とても見せれるような惨状ではないので必死に下を向いて目を合わせないようにしていた。
半ば無理矢理顔を上げさせられ、彼と目が合う。
ニッコリと微笑まれ、私の中で愛しさが込み上げる。
感情のガタが外れかかっていた私は、やってもいいことなのかと迷いつつも彼の頭を抱きかかえ、さっきとは逆の立場になった。
「ゴメン、ちょっとだけでいいから・・・このままでいい・・・??」
昂は無言のまま、私の背中に腕を回し、ぽんぽんっと同意の意を示す。
私はそのまま、彼の頭の撫でる。
頭の形、彼の匂い、髪、輪郭、頬、目、鼻、口と順番に触る。
居なくなるのが恐いから・・・今のうちに覚えておこう。
彼の全てを。
彼が誰かのモノでもいい。
友達としての立場でも、妹としての立場でも・・・。
唯、彼の傍に居られれば・・・。
そう思いながら触れる彼の全ては、温かく、生きている体温を感じさせる。
母に最後に触れた時の、血の気の引いたあの冷たさと対比する人の温かさ。
ふと・・・彼と目が合った。
彼は、じっとコチラを見つめていた。
お互い目が離せない。
顔が徐々に近づく。
周りの樹木が風に揺れ、音を立てる。
月は雲から見え隠れし、辺りを明暗の斑に染め上げる。
急に辺りの音が止んだ。
そして・・・
二人の唇が・・・触れた。
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もうちょっとで終わり??
ぽちっといただければ、元気が出ます。
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