おもいっきりが売りです。
雪野デス。
さて、ちょっとは「レンアイ遍歴」らしく、恋愛のお話を一つ。
今の彼、昴くんとのお付き合いの経緯でも。
しばしお付き合いください。
もともと昴くんとは中学校の同級生でした。
一番最初の彼氏、八木君の親友で、何かあると私の相談相手でした。
背が高くて、かっこよくて、大人びた雰囲気をもっていて、とても優しく面白い。
そんな彼のことが、人として大好きでした。
本当にお兄ちゃんのような存在。
兄弟が居なかった私にとって、初めて「親以外で守ってくれる人」という人ができた瞬間でした。
恋愛対象として見始めたのは、八木くんとお別れして、半年くらい経った後。
高校2年生のときだったでしょうか。
相変わらず、色んな相談ごとをしてました。
その時、ふと出た彼の言葉
「俺、彼女できたよ」
ちょっとショックでした。
そりゃ、できるよね、彼女くらい。
お年頃だし。
かっこいいし。
優しいし。
おモテになられますよね。
(゚Д゚)
そんなこんなで、”淡い恋心”というやつは見事に砕け散りました。
幸いにも、告白とかは一切しておらず、「彼女ができた」という言葉にも全く動揺を見せなかった
ので、「お友達」としてのお付き合いは、それから長く続くのでした。
ちなみに、そのときできた彼女が、【登場人物やら】でお届けした、元カノ「麻依さん」デス。
それから5年ほど私も何人かの人たちとオツキアイというものをしてきました。
何かある度に昴くんに相談して。
その度に、少しの「好き」という気持ち∞彼女がいるからダメという気持ちが交差して平行線をたどるのです。
そして突然の出来事。
2005年4月28日、母が亡くなりました。
亡くなった経緯については後日、「過去のこと」で書こうと思っています。
ただ、悲しくて・・・寂しくて・・・・。
今まで母と二人で過ごした家に一人っきり。
当時付き合っていた彼氏(後はヒコと明記します)はいましたが、今ひとつ頼ることが出来なくて。
ふと、昴くんの顔がよぎりました。
【彼と一緒に居たい。】
事情を話し、ウチで夕食を二人で取ることに。
彼と一緒に過ごした時間は、母が亡くなって、初めて安心をした夜でした。
ただ、そんな時間はすぐ終わります。
彼が帰る頃、少し帰ってほしくないという素振りが見えたのでしょう。
「・・・寂しい?」
「・・・少しね・・・・・。」
いたずらっぽく笑って、「大丈夫だよ」って見せてみたけど、堪えられず俯いてしまう私。
すると
急に身体が温かくなりました。
抱きしめられてる・・・?
頭の上から声がします。
「俺でよければいつでも呼んでいいから。」
「いいの?」
「俺の大事な友達兼妹だからね」
そう言って私が安心するであろう時間まで、ずっと頭を撫でていてくれました。
あの時、本当に彼に感謝した。
この人と友達でよかったと思った。
たとえ、彼女になれなくても、彼が友達という関係であればそれでいい。
彼が今の彼女といて、幸せであれば、それでいい。
ひとしきり撫でられ、「そろそろ帰るね」と言われ、後姿を見送ると
なぜだか急に涙が零れました。
一人の寂しさと、今後彼から「女性としては見られない」という確信から・・・。
続きはまた後ほど。
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