彼女なワケ。（3：小さな言葉）

結局、目標回数で終わりそうにありません(´・ω・｀)
雪野です。


なんだか、内容が、想像っぽくなりすぎているような気がします。

コウさん、そこまで私に惹かれてたのかしら((((；ﾟДﾟ)))？？？

まぁ。
妄想と想像を駆使して書いているので、事実とはだいぶ異なる気もしますが、小説なんで･･･(*´∀｀*)


ちゅーことで、前回のおさらいはコチラ。
彼女なワケ。（2：電話）



んでもって、つづきはこちら。からどうぞ。


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あのコが決心した時から、あれだけ頻繁だった電話が減った。
メールもたまに。
きっと心が落ち着いたのだろう。
少し、寂しい気はするが、きっとこれでよかったんだと思う。

“便りが無いのは元気な証拠”

先人はよく言ったものだ。

そんな中、1週間振りの、あのコから電話。
出会った頃のように、コロコロと表情を変えながら話す彼女の姿が、受話器越しに伝わる。

「私ね、新しいこと始めるんだ！」

そう言って、自分の未来のことを楽しそうに話しだした。
やりたいことが沢山あるという。
今、色んなことを頑張ってるって。
中身も外見も、もっとレベルアップして「イイ女」になりたいと。

でも、それもこれも、アイツに振り向いて欲しいから。

目標を見出した彼女は、俺たちが知らないところで、既に走り始めていた。

そんな彼女に感化され、つい自分のことを話してしまった。

曖昧な夢で、まだ形さえできていない言動。
単語を繋ぎ合わせ、つたない言葉へと綴る。

それをバカにすることもせず聞いてくれた彼女は“今しかできないんだから、やってみたら？”と言う。
思い立ったが吉日、ということらしい。





起きて、仕事して、終われば一人暮らしの家に帰る。

ただそれだけの生活。
不規則な勤務と会社の体制に嫌気がさして
いつやめてやろうかと常に考えていたこともあった。

慣れてしまえば、ラクな生活。
正直、それに甘んじてしまっている現状･･･
よくないとは思いつつも、抜け出せないでいた。



果たして、変わるだろうか。
･･･変われるだろうか･･･。

 

 

 

「今度はいつ、コッチに帰ってくるの？」

 

会話の中で、彼女は次の帰省日に会おうと言ってきた。



“折角だから久しぶりに会いたいね”



何気ない言葉に舞い上がると同時に、何かが胸の奥を締め付ける。

彼女が俺に会う理由はわかってる。

“アイツのことが知りたいから。”



結局、俺はアイツには勝てないんだ。



幸か不幸か、俺は彼女の『お気に入り』で、変な警戒心を抱かずにいてくれていた。
『男として見られていない。』
そんなこと、初めからわかっていたじゃないか･･･。

･･･わかってる。
それでも、“気持ち”は消せない。

箱の鍵は既に壊れていた。
手に抱えて、蓋が開かないように上から押さえつけて･･･。
なのに彼女の小さな言葉で、抱え込んでいたソレは思った以上に簡単に･･･あっけなく消えてしまった。

歯止めは･･･利くだろうか･･･。












ポチ？？