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私、雪野を形成する過去と今のお話。 未来に、誰かに繋がることを願って・・・。
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雪野
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OL
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モノ作り。
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福岡市在住の21歳 性別は女性。

自他共に認める器用貧乏。

手先が器用なだけですが・・・。

ココは私が過去に経験したことや、今のことの記録の場として残していこうと思っています。
忘れないうちにメモ!!
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仕事で失態をしてしまいました。
雪野っちです。


えー、土日。
2連休だったわけですが、どちらもお出かけしませんでした。
というか、出かけられませんでした。
私の私用の仕事があったので。
そして昴くんを付きあわせてしまった。
しょんぼり・・・。

まぁ、日曜は昴くんの状態もあって出かけなかったんですが・・・。

と言うのも。
昴くん、風邪っぴきになりました。
かぜっぴきのおかっぴき。

といいましても、前日夜は「ちょっと喉が痛いかもー」って言う程度だったんですが。
朝、だるそうで、オデコをさわってみると熱いx2。

ひとまずウチで寝かせて、体温計・風邪薬・栄養ドリンク・ウィダインゼリー・りんごを買いに。

熱を測れば38.5度。

ちょっと焦る。
何?何がいかんかったの?!
そんなに寒いところに長時間いたわけじゃないし・・・。
アレか?!
久しぶりに二人で湯船に浸かったのがいかんかったのか?!

一人オロオロ(;◇;)
とりあえず、買っといたリンゴを摩り下ろして食べさせ、薬と栄養ドリンクを飲ませて沢山毛布かけて寝せました。

なんか、昂さんは甘えるのを極端に嫌煙してたのですが

「こんな時くらい甘えなさい!!」

って怒ったら、子犬みたいにしょげてました。
ちょっと可愛かった。

寝かせて、起きたらスポーツドリンク飲ませて、流動食食べさせて、薬のませて、また寝かせて・・・。
オデコにアイスノン(氷の代わり)を乗せたりとか汗拭いてみたりとか。
自分の部屋の掃除やら洗濯やら仕事やらしつつで、一日が終わりました。
流石にそんな状態で家に帰すわけにもいかず、泊まってもらいました。

人は弱ってると、やっぱり甘えたくなるもんなんですね。
「甘えなさい!」って怒ったあとは散々甘えられました。

座らせると「んー・・・」っていいながら手を広げてきたり。(要は抱っこしてってことらしいです)

おっきな子供が出来たみたい(笑)
本人曰く、私が歴代彼女の中で、初めて甘えた人になるとのことでした。

初めてゲッツ!!

・・・いらんことを言いました。

とりあえず、朝もう一度熱を測ったんですが、38度台から熱が引かない。
病院に行ってくれと懇願しまして。
診断結果が昼にメールでとどきました。

ただの風邪だったそうです。
但し、熱が引かないので絶対安静ってことで実家で一日療養中とのことでした。

大丈夫かしらー。心配。






・・・余談ですが、昨日彼とちょろちょろと話をしている時、いきなり

「近々、うちにこない?母親が【いつ紹介してくれるの?】って言ってたからさ。紹介するよw」

だって。
・・・そうか・・・紹介されるのか・・・。
・・・って、私でいいのか?!

恐いよー。
紹介恐いよーーー;;;
でも、散々彼がウチに来る時に「親が持って行けって」って言いながら色んなものを持たせてくれてて・・・。
(味噌とかパンとか果物とか・・・。)
お礼のご挨拶に行かなきゃなーとは思ってたんだけどさ・・・。

きっと、今週か来週くらいにご挨拶に行くことになるだろうなぁ。。。

わ、ワタシ・・・昂ママに気に入っていただけるかしらΣ(゚Д゚;)


誰か・・・・私に挨拶の

仕方
教えて下さい。

(切実)


応援ついでにぽちっといただければ、足の震えが少し治まります。。。汗
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寝不足です。
寝たの今朝5:00・・・。
雪野ちゃんです。

早速ですが、昨日の日記でワタクシ嘘をつきました。
というか、嘘つくことになりました。

昴くん、ウチに呼んじゃった。。。

あちゃー。
・・・いやですね、ちゃんと理由はあるんですよ奥さん!!
昨日、家で仕事をしていて、急遽外に出なければならなくなりまして。
玄関から出ようとしたら
見慣れない、黒い、楕円形の物体・・・というか生き物が・・・。

アレですよ、アレ。

通称、ごっきー。
アイツが玄関の前に立ちはだかりまして。
先に申し上げますが、雪野は虫が大の苦手です。
爬虫類には触れても、虫には触れません。
猛獣とは戯れれても、虫とは仲良くなれません。
というか、仲良くなりたくなぃ・・・。

アースジェットを右手に、使わない傘を左手に装備してアイツに備えるも、見事玉砕。
速い動き、どうにかしろよと。

やばい・・・玄関から出れない・・・。

そんなこんなで、すかさず昂くんに電話。
こんなことで電話するなよ私!!なんて心で叫びながら、アイツの恐怖の前では、それも無に等しく・・・。

「もしもし?」

「お、お、おにぃちゃ・・・っ!!た、助けてーーー(泣)」

「えぇ?!ど、どうしたん?!!」

一部始終を半泣きで説明したら「今から行くから」とのことでした。
ホント、ほんとうにゴメン。

待っている間、玄関の方から「カサカサ・・・」って音が・・・!!
マジ恐怖!!!!

去年引っ越してきた時は居なかったのに!!
どこからお引越してきたのよぉぉぉ~~(;◇;)

数分後、昂くん登場。
ただ、最初に居た場所にいなくて、探してもらいました。
幸いにも事前の殺虫スプレーが効いていたのか、裏返ってたそうです。(昴くん情報)

ちなみに、昴くん家は大量に出るらしいです、アレ

通りで手馴れてるはずだよ。。。


そんなこんなで、そのまま昴くんにお泊りしてもらいました。
もちろん、私は仕事があったので、横で寝ている昂くんの寝顔をオカズに頑張ったわけですが。
結局、終わったの朝5:00、それから彼の寝ているベットの横にもぐりこんで寝ました。

そばに寄っていったら、抱き寄せられて、ちゅーされました(≧△≦)

どうやら寝ぼけてたらしいです。
チューされて、「えらい長いちゅぅやなぁ・・・?」なんて思ってたら、そのまま寝てましたよ、彼。(笑)

憂いヤツです☆



今日こそは、帰ったらえっちするぞ!!
と意気込んだので、ぽちっとお願いします。
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きーらーきーらーひーかーるぅ~
よーぞーらーのーほーしーよぉぉぉ♪

脈略ないですが、雪野です。

えー、毎日会っている昴くん。
というか、毎日ウチでお泊りしている昂くん。

今日はお泊りしません。

というかウチに来ません。

原因は私の私用の仕事のせい。
仕事が終わってない。
締め切りは木曜(明日)。
今日、なんとしてでも終わらせなければ!!

ちゅーことで、昴くんがいると、どうしてもイチャイチャしたくなるので、今日は帰ってもらうことにしました。
ごめんね、昂くん。
なので、今日は久しぶりに独身ライフをエンジョイ!(既婚してないけど。)

うーん・・・。
サミシイ。

最近、昂さんがいないと私はダメっぽいということが発覚。
決して、自炊するのがメンドイとか、経済力の面で・・・とかではなく。
存在と言うか・・・空気というか・・・。

居なくてはならい人。

まだ付き合って2ヶ月ちょっとしか経ってないけれど、明らかに、今まで付き合ってきた人たちとの2ヶ月とは違うわけで・・・。
5年越しの片思いのせいなのかもしれない。
彼への気持ちを誤魔化して、我慢しつづけて・・・。
その反動なのかなって。
それまで、会いたかったり、話したかったりするのを「彼女がいるからダメ」という自制心で押し殺して。


それが

偶然に偶然が重なって、お互いの気持ちを知ることが出来て、一緒になって・・・。

今思えば凄いことだなと。



話は飛びますが、一度、昂さんに「不安なことはある?」と聞いた事がある。
その時の回答は

「浮気をされないか」

「自分(昂さん)には刺激がないから」

ということでした。
1つ目の「浮気」については、元カノさんから2回も浮気をしくさりやがったので、その時の不安が抜けないんだそうです。
そりゃそうだ。
でも、私にとっては、昂さんが一番大好きで、憧れていた人でもあったし、今もそれは変わらなくて。
むしろ日々「好き」の気持ちが大きくなっているわけで。
だから、心配なし。

2つ目の「刺激」は、元カノさんや、女友達に言われたそうです。

「安定はするけど、刺激がないよね」と。

でもさー、刺激とかどうにでもなるやん~。
ぶっちゃげ、「釣り橋効果」とか利用することもできるやんー。
みたいな。
あとは、私が刺激的になればいいんだし。
相手が出来なくて、自分が出来る事は、自分がやればいいというわけだと思うのです。
だから
昴くんに刺激が足りなければ、私自信が刺激的に成れば、何ら問題なくなるよね。
尚且つ、現時点で毎日刺激的☆

ひとまず、そんなことを昴くんに言ったら、お礼を言われました。

感情なんて、自家発電できるもんなんですよね。



よぅし!!
今日家に帰って私用の仕事終わらせるぞー!!



ポチッと頂けると、雪野のあんなトコロが刺激されます。(悶絶)↓
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眠い・・・眠いよママン!!
雪野です。

皆さん、連休はどのように過ごされたのでしょうか??
私、とある祭りに参加して踊ってきました。
お陰で疲労感たっぷり。
まだまだ、私用でやらなくちゃいけない仕事が山のように・・・。(((゚皿゚;)))ガクガク

さて、「付き合うキッカケ6 ~テノヒラ~ 」の続きです。
ようやく昴くんの登場。
でもあまり活躍してない彼。
今回は活躍するかな??

こうご期待!!

-----

結局、ヒコは私に「所有物」としての価値観しか見出してなかったんじゃないかと思う発言連発。
散々言われまくり、落ち込む私。

その時、口を閉ざしていた昂がヒコへ話し掛ける。

「〇〇さん(雪野の苗字)、久しぶりに会ったんだけどさ、さっき見た時、すごいやつれててビックリしたんだよね。体力的にもツライみたいだし、家にも戻れないみたいだから、出て行くのはムリなのかな。」

「そんなの俺も回りに”痩せたな”って言われたし。雪野も自分ばっかり被害者面してさ、俺悪者にして楽しい?ったく・・・コッチが被害者だよ。」

なにー!!お前が被害者だって?!!笑わんな!!・・・と心の中で叫ぶ私。
続けてヒコがとんでもないことを言い出した。

「こっちもさ、散々迷惑被ってんだから慰謝料請求したいくらいだよ。あー・・・20万でいいや。慰謝料持ってきてよ。そしたら別れるからさ。」

・・・ありえん。。。
開いた口がふさがりませんでした。
結局、お金かよ。

要は、母が亡くなり、一人だけの生活私が寂しがってたから一緒に住んでやった的なことを言ってました。
誰が一緒に住めと言ったか!!
確かに寂しかったけど、一緒に住んでとは一言も言ってないし、むしろウチに荷物増やしていったのはアンタだろうがっっ!!
怒りに身を任せようとした私を昂は制止します。

「それは言い過ぎじゃないかな。どちらにしろ、家は雪野さんのものなんだし、君は出て行くべきじゃない?」

「はぁ?だからさっきも言ったみたいに、俺も金払ってるんだって!・・・ったく・・・話になんねー。俺明日早いんだからもう帰るからな。」

なんだとー!!
自分から呼び出しといて何様だ!!
色々と呼び止めてみたものの、さくさくっと彼は帰っていきました。
なんだったんだ・・・。

結局、昂くんと私はファミレスに取り残された状態に・・・。
その場に居てもしょうがないので、その日は結局帰ることに・・・。

帰り、山岸家までは徒歩で帰るというと、昴くんが送ってくれる事になりました。

ただ、私は気が抜けてしまって・・・。
一度は好きあっていたヒコから「慰謝料」を請求されたり、結局のところ、最後の方は私のことが好きで一緒に居たわけではないということが分かってしまった。
好きという感情がなくなったとはいえ、落ち込みました。

ずっと握り締めていた掌は、握りすぎて血が滲んでいました。

無言の道程。
先に口を開いたのは昂でした。

「・・・大丈夫か?」

「なんとか・・・ね。大体は予想してたことだったけど・・・さすがにショックかな・・・」

たしか、そんな会話。

「ずっと、手握りしめてただろ?痛くない??」

よく観察してるなーと思いつつ、「ちょっと痛い」と正直な感想を述べてみました。
すると・・・
手を・・・繋がれました。

「こうでもしないと、また握り締めるだろ?」

温かい・・・。
手はすっかり冷え切っていた為、温かさが身にしみた。
触れ合った手と手が熱を交換している。
言葉を話す気力も体力も無くし、心も身体も冷め切っていた私に、人の体温が戻ってくる。
私は何か言わなければと思いましたが、何を言っていいかもわからず、そのまま手を引かれ、家路につくのでした・・・。




あの後、昴くんの手に血がついてなかったか・・・心配になりました。
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今朝の朝食はモモ缶のヨーグルト和えでした。
昂くんが私のリクエストで作ってくれました。
前日帰りが遅かった(朝方4時過ぎ;;;)ので、朝は食欲ナイからと言ったら、リクエスト通りに。。。

んー、最高☆

さて、一昨日から再開しております「ヒコのこと」シリーズ。
今日は昨日の「付き合うキッカケ5 ~差し込む光~」の続きです。
前回同様、結構長めに書いてみました。
そして、ようやく昂くんが登場!(前振り長すぎ??;)
懲りずに見てやってください。

-----

ヒコからの呼び出しを食らい、半ば勢いでOKを出してしまった私・雪野は内心怯えていた。
待ち合わせ場所は公共の場だが、キレると何をするかわからないヒコ。
口が達者で、いつも言いくるめられてきた為、今回も同じようになるのではないかと不安でしょうがなかった。

そんな時、昂の顔が浮かんだ。
私が困った時や苦しい時、いつも適切で納得のできる答えへと導いてくれたヒト。
尊敬できる兄のような存在。
彼なら・・・
彼だったら話せるかも知れない、今までのことを・・・。

携帯電話を手に取った。
さっきまでヒコと話をしていた携帯を。
彼に関するものには、もう何も触れたくなかったが、それが昂に代わると思うと、平気だった。

電話帳から昂の番号を検索する。

電話を鳴らす。

1コール目・・・2コール目・・・・・・・


「もしもし?」

久しぶりに聞く、安心する声。
優しいトーン、さっきまで恐怖を与えていた音とは違う声。

「もしもし、おにいちゃん?・・・雪野ですけど・・・元気?」

「おー、久しぶりー。うん、元気よ。そっちは?・・・・・・どうしたん??」

・・・気が緩んで泣いてしまった。
泣きながら、今までの経緯を話した。
浮気のこと、暴力のこと、今家を逃げ出していること、呼び出されてどうしていいか解らないこと・・・。

昂は「うん・・・うん・・・」と相槌を打つ程度で私が話し終わるのを待っていた。

ひとしきり、状況を説明し終わり、昂が口をひらく。

「そうか・・・大変だったんだね・・・。今からその彼(ヒコ)に会いに行くの?」

「うん・・・でも、一人で会うのは恐い・・・。何されるかわからないから・・・。」

「一緒についていこうか?」

彼から申し出てくれた。
ただ、その頃、彼はまだ麻依さんと付き合っていた。

「ついてきて欲しいけど・・・もしかしたら彼(ヒコ)から手を出されるかもしれないよ・・・。お兄ちゃんが傷つくのも恐いよ・・・・」

自分で電話をしておきながら、他人の彼氏を危険な目にあわせてもいいものか・・・気持ちは半々だった。

「大丈夫だよ。ある程度の腕っ節は持ち合わせてるつもりだし。人間的に成長したから少々のことじゃ、俺から手を上げることはないから。・・・ね?」

「・・・・うん・・・・・。」

30分後、昂の家の近くで待ち合わせする事になった。
時計は既に23時を回っていた。
昂は次の日も朝早いというのに・・・。

ファミレスから少し離れた小学校で落ち合うことになった。
校庭の隅のコンクリートに腰をかける。
季節は冬。
セメントの無機質な冷たさが身体を襲う。
身体が震える。
寒さからなのか、恐怖からなのか解らなかった。

5分ほど待つと、頭の上から声がした。
見上げると優しい笑顔がこちらに向けられている。
昂だ。

「待たせて、ごめんね。」

「んーん、私も今来たところだから・・・こっちこそごめんね、お兄ちゃん」

「いいんだよ。可愛い妹分の頼みだからね。」

そういいながら笑顔を作り、私の頭を撫でる。
この人はこちらの気持ちを汲んで、安心させる術を知っている。
身長も高く、身体も作りこまれていた。
顔も、若干彫りの深い顔立ちに切れ長の目、サラサラした短めの髪という『男前』だ。
そして優しくて大人。
物事をまっすぐに捉えることが出来る人。

この人が彼氏だったらいいのに・・・。

何度この言葉を押し込めてきただろう。
それなら気持ちを伝えてしまえばよかったのかもしれないが、彼には4年も付き合っている彼女がいる。
彼を困らせたくなかったし、何より伝えてしまった後、拒絶されるのが恐かった。
それまで、彼を兄と思うことで気持ちを整理してきた。

「コノ人ハ、オ兄チャンナンダ」

自分の中でこの言葉を巡らせ、暗示をかける。
そうすることでしか、気持ちを抑えることが出来なかった。

一通りの経緯を二人でおさらいし、ヒコと待ち合わせしているファミレスに向かう。
中は暖房の効いている為、冷えたからだが少しずつ暖められていく。
そんな中
ヒコを見つけた。
手の中で握りこぶしを無意識に作る。

膝が震えていた・・・。

一時期離れていたから、少しは恐怖感が納まっているのだろうと思っていたのに・・・。


ヒコがこちらに気づき、私たちを見上げる。
一時の沈黙・・・

「・・・で、何?」

先に口を開いたのはヒコだった。

「・・・だからさ・・・別れてよ。」

「何で俺がその件で折れなくちゃいけないわけ。雪野の自分勝手のせいで俺が嫌な思いをしなきゃいけないわけ。そんなの了承するわけないだろ」

「でも、もう気持ちがないんだから別れるしかないでしょ。私はアナタに恐怖感しかないんだから。」

そんなやり取りが続く。
ヒコの言い分としては、全て私の思い通りになるというのが気に入らないらしい。
私が頭が悪いから、言葉で言っても解らないから手を上げるんだと。
男女関係ないんだと。
たしかそんな感じのことを言っていた。

まるで、私が躾の悪い犬のよう。

私は彼のペットじゃないのに・・・。

馬鹿にされ、罵倒されて、言い返すとそれ以上の言葉を突き刺してくる。

段々と・・・
自分の存在がいけないのかと・・・
“雪野”という存在が居ないような気がして・・・。
ヒコの“所有物”であって、私という存在ではないんじゃないかと・・・。

そして、彼の言葉が恐くて、何も言えなくなってくる。

私は只々、自分の手を血が出るほど握り締め、痛みで自分を確認するしか出来なかった。



「私」という存在はいらないのでしょうか?
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