27日のこと。
お昼頃、ちょっと遅めにぐっもーにんな雪野ちゃんは、その日のお出かけの準備をしていました。
すると、珍しいことに昴くんからメールが届いたのです。
「借りていたお弁当箱を返そうと思うんだけど、今日都合はいいですか??」
そんな内容でした。
ちょっとその内容にションボリしながらも15時までは予定が入っていた雪野さん。
「16時からだったら大丈夫だよ」
とお返事を打ちました。
私用の仕事関係のお仕事で、15時までみっちり働いて、チャリンコかっ飛ばし急いで自宅へ。
若干お片づけをして昴くんを迎える準備をしました。
16時過ぎ、チャイムが鳴ります。
心臓がドキドキしながらも隠す為に必死。
深呼吸を3回して昴くんをお迎えしました。
久しぶりに会った彼は相変わらず男前。
深呼吸をしたはずなのに、凄くドキドキ。
3ヶ月くらいしか経っていないのに、懐かしいカンジ。
お弁当箱をもらい、少し立ち話をして、
「折角だからお茶でも飲んでいけば??」と誘います。
別れたときは、やはり警戒していたものの、連絡すら殆ど取っていなかったのが幸いしてか、アッサリとOKが出ました。
部屋でしばらく談笑。
すると昴くんが
「新しい彼氏とかできた?」
だって。
心の中は凹みすぎてボッコボコ。
でも笑顔で「できてないよー」なんてお話して。
昴くんも彼女は居ないって。
むしろ今の仕事上できないわー、って笑ってた。
前以上にお仕事が忙しくなったらしい。
任される仕事が以前よりも増したそうな。
そんな話をしながら、仲良くどつきあい(笑)をしていたのですが、ふと目が合う・・・。
なんだか耐えられなくって目を逸らす。
変な風に見えないように、じゃれあってみる。
なんか・・・恋人でいる時と何ら変わらない雰囲気。
でも別れてるんだよなー・・・、なんて考えていた。
不意に、座ってる状態で昴くんに寄りかかるような体勢になった。
後ろから回された彼の手をぎゅっと握る。
おっきな、ゴツゴツとした骨ばった手だけれど、とてもキレイな手。
頑張ってる、私の大好きな手。
彼の手を握ったまま、頭だけ振り向くと、そのまま抱きしめられた。
昴くんは首元に顔を埋めて、首筋をなぞる。
目が合った。
・・・キスをした。
別れたときの、冷たいものではなくて、気持ちが溢れるキス。
二人で夢中になってた。。。
いつの間にか、私は涙が溢れてた。
何がどういう気持ちだったかなんて思い出せないけど、昴くんに触れることが嬉しくて。
昴くんから触れられることが嬉しくて・・・。
唇を離すと、ソコにはニッコリ微笑んだ昴くんの顔があった。
私は涙で顔がクシャグシャで・・・。
でも一生懸命笑顔作って言いました。
「オカエリ・・・。」
「・・・タダイマ。」
こうして、昴くんは雪野の元に戻ってきたのでした。
昴くん、おかえりなさい。
ぽちっとお願いします。
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